【11月28日 AFP】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホワイトハウス(White House)で24日に開かれたインドのマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相を歓迎する公式晩さん会に、招待されていない夫婦が紛れ込んでいた問題で、ホワイトハウスは27日、この夫妻がバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に迎えられている写真を公表した。

 この「招かれざる客」は、バージニア州北部出身のミケル・サラヒ(Michaele Salahi)氏とタレク(Tareq)夫人。2人は地元リアリティー番組のスターで、当日は何重もの警備をすり抜けて晩さん会の会場に侵入したとみられる。

 写真の中でオバマ大統領は笑顔を浮かべてタレク夫人と握手している。大統領の隣にはシン首相も立っている。この写真は米CNNテレビも放送した。

 米大統領警護を担当するシークレットサービスのマーク・サリバン(Mark Sullivan)局長は「すべてわれわれの落ち度」と公式の陳謝を発表。シークレットサービスが失態を認める声明を発表するのは極めて異例なことだ。

 米政治専門サイト「ポリティコ(Politico)」は大統領の側近の話として、オバマ大統領がこの事件について徹底的な調査を命じたと伝えている。現在シークレットサービスの内部調査も進行中だという。(c)AFP/Alex Ogle

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