【11月26日 AFP】感謝祭を翌日に控えた25日、米大統領が七面鳥に「恩赦」を与える毎年恒例の行事が行われ、2人の娘のおかげで「七面鳥を食べてしまわずに済んだ」と冗談を飛ばした。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、「政権を運営している意義を思い出させてくれる日というものがある」「マリア(Malia)とサーシャ(Sasha)が止めてくれたおかげで、(七面鳥の)『カレッジ(勇気)』は恐ろしく、美味しい運命を逃れることができた」などと述べ、娘たちが見守る中、七面鳥1羽に恩赦を与えた。

 また大統領は、カレッジがディズニーランド(Disneyland)の感謝祭のパレードで主役を務めた後、そこで「平和で静かな余生」を送る予定だと発表した。

 オバマ大統領によると、感謝祭恒例のこの行事は、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)大統領が、感謝祭に贈られた「Good Eatin', Mr. President(美味しく食べてね、大統領)」とのメッセージを首に下げた七面鳥を食べなかったことに由来し、20年前にジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元米大統領が行事化したという。(c)AFP