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2010年フィリピン大統領選、奇抜な候補が続々届出

  • 2009年11月23日 18:56 発信地:マニラ/フィリピン
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フィリピンの首都マニラ(Manila)で、マカティ市立マカティ大学(University of Makati)運動場の開設記念式でジョギングをするジョセフ・エストラダ(Joseph Estrada)前大統領(中央)、ジョギング仲間のヨマール・ビナイ(Jejomar Binay)マカティ市長(右)と同大の学生たち(2009年11月22日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS

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【11月23日 AFP】候補者名簿には「最後の救世主」や「ニワトリみたいに泣く男」--2010年5月に予定されるフィリピンの大統領選に変わった候補者たちが続々と名乗りをあげている。

 フィリピンの大統領選といえば、この国の民主主義の混乱気味の側面がいつも最大限に露呈される。「奇抜な候補たち」に勝ち目はほとんどないが、彼らは長期に及ぶ波乱万丈の選挙戦のスタートにいっそうのアクセントを加えている。

 前週20日、選挙管理委員会に1番目に出馬を届け出たのはリゴベルト・マデラ(Rigoberto Madera)氏(62)。手にしていた自らの宣伝パンフレットには「ダイヤのエース元帥、地球軍最高司令官、皇帝、最後の救世主」と自己紹介があった。しかしマデラ候補にとって、6年間のフィリピン大統領の任期は将来への足がかりでしかない。「バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の次を目指して、米大統領選にも出馬するつもりだ」と報道陣に宣言した。

 マデラ氏と先を争って届け出たもう1人の候補は、ジョージ・サミア(George Samia)氏(60)だが、氏は本名よりも「サミア・マノク(Samia Manok)」のニックネームで呼ばれるほうを好む。訳せば「ニワトリのサミア」だ。これを強調するために、サミア氏は選管の受付で実際に「コケコッコー」と鳴いてみせ、職員たちの笑いを買っていた。

 パーティー用のラッパを吹き、Tシャツを配りながら届出に来た候補もいる。ダニエル・マグティラ(Daniel Magtira)氏(49)だ。Tシャツには、もちろん「ダニエル・マグティラに一票を」のメッセージがプリントされている。

 マグティラ氏が立候補した理由は、フィリピンの電圧を220ボルトから110ボルトに減らすためだ。「米国みたいに110ボルトにすれば、わが国も進歩する。万が一誰かが感電した場合にも悪くない政策だと思う」と「改革」を説明した。

 ただし通常、選管はこうした候補たちの多くは「当て馬候補」だと宣言し、公布前に立候補者名簿から除外する。
 
 本命を争うことになる有力候補たちは、立候補届出が締め切られる12月1日寸前にならないと動きがなさそうだが、この有力候補たちでさえ、それぞれのキャリアはバラエティに富んでいる。

 例えば、出馬を表明しているジョセフ・エストラダ(Joseph Estrada)前大統領。98年にB級映画俳優から大統領になったが、3年後に無血クーデターで追放され、不正蓄財で終身刑判決を受けながら、恩赦で釈放されたというなんとも「カラフル」な経歴だ。(c)AFP/Mynardo Macaraig

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