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南米チリ、各候補を悩ませるたった2秒の政見放送

  • 2009年11月14日 21:02 発信地:サンティアゴ/チリ
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チリの首都サンティアゴ(Santiago)で、支持者らに手を振る国民改進党(National Renewal Party)のセバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)大統領候補(2009年9月9日撮影)。(c)AFP/Martin BERNETTI

【11月14日 AFP】選挙のたびに美辞麗句を延々と述べ立てるだけの政見放送にうんざりした有権者にとって、南米のチリは天国だろう。12月13日に総選挙が行われるチリの政見放送で、無所属候補者に割り当てられた持ち時間はわずか2秒なのだ。

 無所属で出馬するトーマス・ディアス(Tomas Diaz)候補は、自分のフルネームを言うことを止めて、時間を節約。「トーマスです。わたしの選挙活動で最も重要なことは・・・」とまで語ったところで制限時間となった。

 チリで軍政を敷いた故アウグスト・ピノチェト(Augusto Pinochet)元大統領の孫にあたるロドリゴ・ガルシア・ピノチェト(Rodrigo Garcia Pinochet)候補は、異なる戦略を試みた。無音のテレビ画面に、自身と母親、そしてピノチェト元大統領の写真を流すだけというものだ。

 政見放送で無所属候補の持ち時間が2秒しかないのは、前回の選挙での各政党および無所属の獲得議席に基づいて時間が割り振られているからだ。

 こうした不運な政治家や候補者たちにとっては、1997年の選挙で、政見放送では自分の名前を言い終えられずとも当選を果たしたローザ・ゴンザレス(Rosa Gonzalez)氏や、「雇用!雇用!雇用!」と叫ぶだけの政見放送で当選したサミュエル・ベラスコ(Samuel Velasco)氏らの例が、わずかながらも慰めとなるだろう。(c)AFP

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