【10月15日 AFP】米国防総省は14日、ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官が来週、日本を訪問し、在日米軍の再編問題などで鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相らと会談すると発表した。

 米国防総省のジェフ・モレル(Geoff Morrell)報道官は記者団に対し、ゲーツ長官は、日本政府が撤収の方針を示しているインド洋での海上自衛隊による給油活動などについても協議を行う予定だという。

 また、同報道官によると、ゲーツ長官は今回の訪日で、沖縄にある米海兵隊普天間飛行場の移設をめぐって米政府と前政権との間で交わされた合意の重要性を強調するつもりだという。鳩山政権はこの合意の見直しを求めているが、モレル報道官は、米政府は再交渉の準備が整っていないと示唆している。

 モレル報道官は合意条項に言及し、「われわれは当然、合意通りに実施するよう尽力している」と語った。

 鳩山首相はこれまで、日本政府が2006年に米政府との間で合意した、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設や海兵隊数千人のグアム移転などを含めた在日米軍再編計画の見直しを行いたいとの意向を示してきた。(c)AFP/Dan De Luce