【9月25日 AFP】25日明らかになった主要20か国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の首脳宣言の草案によると、G20首脳は、銀行幹部のボーナスについて、短期的で高リスクな行動ではなく、長期的な成功に関連させるべきだとの点で合意した。

 草案は、「妥当な資本金の維持と相反する場合には、銀行の報酬を純収入総額に対する割合で制限する」と述べた。G20関係筋が語った。

 同日中に発表される首脳宣言の文言は、過去のG20で採用された文言に近くなるとみられる。

 この問題は、納税者から強い怒りを浴びている象徴的な問題として、G20首脳の間ですでに幅広い合意があることが示されていた。

 米国のティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)財務長官は、「われわれはほとんど近い立場にあり、同じ場所に立っていると確信している。リスクを制限するために非常に厳しい基準を設置したいと考えている」と述べた。(c)AFP