【9月23日 AFP】ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は、世界的な軍縮への取り組みの一環として、24日に行われる国連安全保障理事会(UN Security Council)の特別会合で英軍の核攻撃能力の削減を発表することが明らかになった。英首相府が23日、これを確認した。

 英首相府の報道官によると、ブラウン首相は、現行艦の後継となる原潜を4隻から3隻に削減する意向だという。

 ブラウン政権はすでに、2010年の核拡散防止条約(Non-Proliferation TreatyNPT)運用検討会議の開催前までに、核兵器を削減する意向を示している。

 報道によると、原潜を削減することで、今後十年間の国防予算を数十億ポンド(数千億円)抑制できる見込みだという。英政府は、景気対策として行われた多額の財政出動による公的債務の削減のため歳出を抑制したい意向だ。(c)AFP