【8月4日 AFP】北朝鮮の国営メディアは4日、同国に拘束された米女性記者2人の解放交渉のために同日北朝鮮入りしたビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領が、金正日(Kim Jong-Il)総書記と平壌(Pyongyan)で会談し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領のメッセージを口頭で伝えたと報じた。

 平壌放送(Radio Pyongyang)や朝鮮中央放送(KCBS)のラジオ放送によると、金総書記はクリントン氏のために迎賓館で夕食会を開いた。この席でクリントン氏がオバマ大統領のメッセージを伝えた。

 また、両者は「幅広く意見を交換」したと、韓国・聯合(Yonhap)ニュースは報じた。

 米ホワイトハウスはクリントン氏の今回の訪朝について「2人の米国民を確実に釈放させるという、もっぱら個人的な使命」と位置づけ、詳しい言及を避けた。(c)AFP