【7月7日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は7日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領との初会談を行い、米露の関係修復について、オバマ氏に期待していると語った。

 前週には、オバマ氏がプーチン氏について「片足をソ連時代に残したまま」と述べて物議をかもしていたが、両首脳はロシア首相公邸で開かれた朝食会に出席し、歓迎ムードを強調した。

 ロシアの実質的なリーダーとされるプーチン首相だが、オバマ大統領は、プーチン氏が2000年から08年までは大統領として、そして現在は首相として「たぐいまれな活動」をしていると称賛した。

 これに対し、プーチン氏は、「あなたの名前は米露関係発展への期待と結びついている」と述べ、「ロシアと米国の関係は歴史的に、さまざまな色合いがあった。真の繁栄の時代もあったが、灰色の日々もあった。そして対立さえもあった」と語った。

 また、オバマ氏は、会談について「米露関係の基盤をこれまで以上に強化するすばらしい機会だった」と語り、「すべてで合意することはないかもしれないが、ロシアと米国の国民に役立つような協議をする」と述べた。(c)AFP/Olga Nebayeva