【6月29日 AFP】軍事クーデターでホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)大統領が国外追放されたホンジュラスで、暫定大統領に任命されたロベルト・ミチェレッティ(Roberto Micheletti)議長は28日、同日夜から48時間の外出禁止令を発令した。

 議会で就任の宣誓を終えたミチェレッティ氏は「わたしの大統領就任は、クーデターの結果ではなく、議会で正式な法手続きを経たものだ」と述べ、自身の正当性を主張。また、「われわれの行為は民主主義に基づくものだ。わが軍は司法および憲法に従って行動した」と述べ、議員らの喝采を浴びた。

 11月に大統領選が行われるため、ミチェレッティ新大統領の任期は翌年1月27日まで。

 ホンジュラスでは改憲により大統領の再選を可能にして2期目を目指そうとしていたセラヤ前大統領と、改憲に反対する軍および裁判所との間で政治的対立が続いていたが、軍が同日早朝、大統領の身柄を拘束し空路コスタリカのサンホセ(San Jose)に追放した。(c)AFP