【6月23日 AFP】フランス国民議会(下院)は23日、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領がイスラム教徒の女性が着るブルカを批判したことを受けて、ブルカを着用する女性の実態調査を行うことを決めた。

 サルコジ大統領は、21日の議会での大統領演説で、ブルカは信仰の象徴ではなく女性の従属を示すものであり、フランスでは歓迎されないと語った。

 フランス国民議会では、サルコジ氏の支持母体である右派・国民運動連合(UMP)の議員らが、ブルカ着用の規制方法について検討する委員会の設置を決めた。国民議会のベルナール・アコワイエ(Bernard Accoyer)議長によると、左右両党からの議員32人が、ブルカ問題について6か月間の審議を行い、提言をまとめるという。(c)AFP