韓国のソウル(Seoul)で、北朝鮮に拘束されている米国人記者ユナ・リ(Euna Lee)さんとローラ・リン(Laura Ling)さんの解放を求め抗議行動を行う韓国の保守派グループ(2009年6月4日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE
【6月17日 AFP】北朝鮮の朝鮮労働通信(Korean Central News Agency、KCNA)は16日、前週に不法入国などの罪で労働教化刑12年の有罪判決を受けた米国人女性記者2人について、「政治的動機に基づく中傷工作」を認めたと報じた。
3月に北朝鮮に身柄を拘束されたローラ・リン(Laura Ling)記者とユナ・リー(Euna Lee)記者の審理過程が明らかにされるのは、今回が初めて。KCNAは2人が「人権問題をめぐり、反北朝鮮の中傷工作に使う映像を撮影する目的で」中朝国境を不法に越境したとし、2人とも「罪状と認め、判決を受け入れた」とした。
韓国・東国大学(Dongguk University)のキム・ヨンヒュン(Kim Yong-Hyun)教授は、審理過程の公表が米韓首脳会談の直前だったことから、北朝鮮が米国の注意を引こうとしたと分析。北朝鮮は米国に対して、政治的解決に向けた交渉開始を求めるメッセージを発していると指摘している。(c)AFP/Simon Martin