【6月14日 AFP】イラン大統領選で13日に再選が発表された現職のマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は14日、選挙での自らの勝利は世界を支配している「抑圧的な体制」への打撃だと語った。

 12日に行われた投票後初めての会見でアフマディネジャド大統領は、「有権者の84%を超える高い投票率(の結果の自らの勝利)は、世界を支配している抑圧的な制度に対する打撃だ」と述べた。また、国際的な論争の火種となっているイランの核開発計画は「過去のものだ」と述べた。

 また選挙に不正行為があったとして、改革派支持者らが13日から大統領再選に対する抗議行動を続けていることについては、「選挙は2チームが争うサッカーの試合と同じ。敗者は去るのみだ」と一蹴した。

 選挙後の大規模な抗議行動や暴動で、首都テヘラン(Tehran)ではこれまでに170人以上が当局に拘束された。(c)AFP