【5月29日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は28日、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長とホワイトハウス(White House)で初の会談を行った後、イスラエルとパレスチナ間の和平プロセスの進展を確信していると述べた。

 会談後の共同会見でオバマ大統領は「関係国のすべてが積極的に、これまで関与してきたことに責任を負い義務を果たすのであれば、両国間の和平プロセスを進展させることは可能だという確信を持っている」と述べた。

 アッバス議長は、行き詰まりの状態にある和平プロセスを早急に進める必要があるとして、「時間が重要な鍵となる」との考えを示した。

 同議長は、米国がイスラエルにパレスチナ国家容認を強く求めることを期待してオバマ大統領との会談に臨んだ。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は前週ホワイトハウスで初の首脳会談を行った際に、パレスチナ国家容認を拒否している。(c)AFP