【4月7日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は6日、アフガニスタンに駐留するドイツ軍基地を電撃訪問したが、独政府によれば、7日は悪天候のため旅程を短縮して切り上げを余儀なくされた。

 政府報道官によると、メルケル首相はアフガニスタン北部ファイザバード(Faisabad)に駐留するドイツ軍基地を訪れる予定を変更し、現在帰国の途に就いている。

 首相は6日、フランツ・ヨゼフ・ユング(Franz Josef Jung)独国防相とともに事前予告なしでアフガニスタン訪問を開始し、同国北部のマザリシャリフ(Mazar-i-Sharif)とクンドゥズ(Kundus)の独軍基地に立ち寄った。高官筋によると、メルケル首相がクンドゥズの基地を後にして20分後、同基地にロケット弾2発が撃ち込まれたという。

 ドイツは、アフガニスタンで北大西洋条約機構(NATO)が主導する42か国、約6万人から構成される部隊に参加し、独軍兵士約3500人を駐留させている。ドイツ国内の世論ではこのアフガニスタン駐留は不評だが、ドイツ議会は08年、4500人への派遣枠拡大を決議した。(c)AFP