【4月5日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が欧州連合(EU)へのトルコの加盟を支持する発言をしたことを受けて、フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は5日、改めてトルコのEU加盟への反対を表明した。

 米国とEUの初の首脳会議のためプラハ(Prague)に滞在しているサルコジ大統領は、フランスのテレビ局とのインタビューで、「EUの問題はEU加盟国が決めるべきこと」と語り、「わたしは常にトルコの加盟に反対してきたし、今も反対している」と述べた。

 これに先だち、オバマ大統領は、トルコのEU加盟で、イスラム教徒が多数を占めるトルコを欧州に「しっかりとつなぎとめる」ことができるとして、トルコのEU加盟を支持する姿勢を示していた。

 サルコジ大統領は以前から、トルコが地理的にアジアに属し、EUにトルコの居場所はないと主張している。(c)AFP