【4月5日 AFP】(一部更新)日本政府は5日、北朝鮮が同日午前11時30分に飛翔(ひしょう)体を発射したと発表した。

 首相官邸で記者会見した河村建夫(Takeo Kawamura)内閣官房長官は、「発射を強行したことは極めて遺憾で厳重に抗議する」と述べた。

 日本政府によると1段目のエンジンは秋田県の西方沖約280キロ、第2段エンジンは日本の東約1270キロの太平洋上の、それぞれほぼ予測通りの位置に落下したとみられる。飛翔体は午前11時37分ごろ日本上空を飛び越え太平洋上空に達したとしている。警察庁によれば落下物などによる被害の報告はないという。

 日本政府は日本海(Sea of Japan)にイージス艦、本州北部などに迎撃ミサイルを展開させていたが、ミサイル防衛システムの稼働はなかったと発表した。(c)AFP