【4月2日 AFP】チベット問題をめぐり2国間関係が悪化していた中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席とフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は1日夜、主要20か国・地域(G20)緊急首脳会議(金融サミット)出席のため滞在中の英ロンドンで首脳会談を行った。2日、中国高官が明らかにした。

 中国側は、サルコジ大統領が12月に、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世と会談したことに遺憾を表明していたが、1日の首脳会談は関係修復を目指したもので、中国国営新華社(Xinhua)通信によると、胡主席はサルコジ大統領に「今日のわれわれの会談は2か国関係の新たな始まり。中仏関係を新たな段階へ導くために両国が共に努力することを望む」と述べた。(c)AFP