【3月29日 AFP】韓国の聯合(Yonhap)ニュースは29日、偵察衛星が、発射台に設置されている北朝鮮の長距離ロケットの先端部分を撮影したと伝えた。同ロケットに衛星が搭載されているのか、弾頭が搭載されているのかについては依然として明らかになっていない。

 北朝鮮は、4月4-8日の間に通信衛星の打ち上げを行うと発表している。

 日米韓の3か国は、北朝鮮が実際には長距離弾道ミサイル「テポドン2号(Taepodong 2)」を発射するとみている。このミサイルは、理論値では米アラスカ(Alaska)州まで到達することができる。

 聯合ニュースは、韓国政府筋の話として、「偵察衛星が、発射台で覆いを取り外したロケットの上部分を捕捉した」と伝えた。「円形の先端部分に、通信衛星か弾頭のどちらが搭載されているのかを確認することはできなかった」という。

 韓国防衛省は、この報道についてのコメントを拒否した。

 また、聯合ニュースによると、韓国政府は、北朝鮮が天候状況で発射日時を決定するとみている。韓国政府筋によると、北朝鮮の発射台付近の天候は、4月4日午後には雨または雪が降る見込みで、5日はくもり、6-10日にかけては晴れとなるという。(c)AFP