【3月23日 AFP】中国の梁光烈(Liang Guanglie)国務委員兼国防相は20日、訪中した浜田靖一(Yasukazu Hamada)防衛相との会談で「大国で空母を持っていないのは中国だけであり、中国が永遠に空母を持たないというわけにはいかない」と述べ、空母を建造する意思を示した。東方早報(Oriental Morning Post)紙が23日、報じた。

 また、同紙によると、梁国防相は、「中国海軍は力が弱い。空母建造が必要だ」と語った。会談に先立ち、南シナ海(South China Sea)では緊張が高まっていた。

 梁国防相の発言は、これまでで最高位の高官による空母配備の意思表明となった。空母は、海岸沿いよりも遠方の沖合まで軍事力を展開する上で重要な軍備。(c)AFP