【2月5日 AFP】今年5月に行われるマラウイの大統領選に、同国初の女性候補として、国会議員のラブネス・ゴンドウェ(Loveness Gondwe)氏が3日、立候補の届け出を行った。

 ゴンドウェ氏は野党「New Rainbow Coalition(新しい虹の連合)」党首で、議会の副議長を務めたこともある。立候補の届け出を行った際、選挙管理委員会の幹部に「自由で公正な選挙を期待する。(選挙結果をめぐり暴力と政情不安を招いた)ジンバブエとケニアの二の舞にならないことを望んでいる」と話した。

 選挙には1994-2004年の2期を務めたバキリ・ムルジ(Bakili Muluzi)元大統領が4日にも立候補の届け出をするものと見られる。同氏は憲法の規定では立候補できないことになっているが、最終的な判断は選挙管理委員会が来週にも下す予定だ。

 野党指導者のジョン・テンボ(John Tembo)氏、現職のビング・ワ・ムタリカ(Bingu Wa Mutharika)大統領も、6日の締め切りまでに届け出を済ますものとみられる。

 複数政党による選挙は、1994年に初めて実現されて以来、今回で4回目となる。選挙戦は3月17日にスタートし、投票は5月19日に行われる。(c)AFP