【12月15日 AFP】ロシアで14日、モスクワ(Moscow)とサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)で大規模な反政府集会があり、当局発表によると少なくとも150人が身柄を拘束された。

 「反体者の行進(Dissenter's March)」と銘打った反政府集会は、チェスの元世界王者の野党系活動家、ガリ・カスパロフ(Garry Kasparov)氏らが呼びかけたもの。

 AFP記者によると、モスクワ中心部の凱旋広場(Triumfalnaya Square)に集まった参加者ら数十人が、その場で身柄を拘束され警察車両で連行された。モスクワ市当局によると、集会は無許可だったという。

 警察発表によると、拘束者はモスクワで約90人、サンクトペテルブルクで60人となっている。

 カスパロフ氏は抗議集会に先立つ13日、反体制派議員らとともに、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相を中心とする政権の解体を目指す新政党「連帯(Solidarity)」を立ち上げている。(c)AFP