【12月12日 AFP】中国・北京(Beijing)で開かれていた北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の首席代表会合は11日、核計画申告の検証方法で合意に至ることができないまま4日間の日程を終了した。

 米首席代表のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、「結局のところ、北朝鮮側が、要求される基準をすべて満たした核検証方法で合意する準備ができていなかった」と語った。

 中国首席代表の武大偉(Wu Dawei)外務次官は同日会合後に声明を発表し、「近い将来」に次回会合を開催することで合意したと述べたが、具体的な日程は言及しなかった。

■ホワイトハウスは方針転換を示唆

 一方これを受けて米ホワイトハウス(White House)は対北朝鮮政策を変更する可能性を示唆。ダナ・ペリノ(Dana Perino)報道官は、進展の見返りとしての支援について触れ、「行動対行動」原則の再検討が必要だと述べた。(c)AFP/Jun Kwanwoo