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亡命チベット人会議閉幕、ダライ・ラマの中道路線継続へ

  • 2008年11月26日 12:41 発信地:ニューデリー/インド
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インド北部ダラムサラ(Dharamshala)で、記者会見するチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(2008年11月23日撮影)。(c)AFP/MANAN VATSYAYANA

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【11月25日 AFP】中国チベット(Tibet)自治区から世界各地に亡命しているチベット人組織の指導者による、チベット問題の今後の運動方針を話し合う代表者会議が22日、閉幕した。専門家らは、チベット解放の夢の実現には1歩も近づくことができなかったと分析する。

 亡命政府が拠点を置くインド・ダラムサラ(Dharamshala)で行われた7日間の会議には、約600人の亡命者代表が出席し、中国政府に対し自治拡大を要求するダライ・ラマ(Dalai Lama)の「中道路線」の支持継続が決定された。

 香港科技大学(Hong Kong University of Science and Technology)のチベット問題専門家、バリー・ソートマン(Barry Sautman)氏は「結論はいつまでたっても同じ。中国が突然崩壊でもしない限り、チベットは独立も、香港同様の自治も、達成できないということだ」と話す。

 会議では、ダライ・ラマの中道路線に不満を抱える若手の急進派が発言する機会も与えられた。最終報告書には、現政策が引き続き結果を出せない場合には独立を追求すべきだとする「強い意見」があった、との記載がされた。独立派のチベット青年会議(Tibetan Youth CongressTYC)は、こうしたことは「中道路線が前進していないことを暗に物語っている」とみている。

 インド・ニューデリー(New Delhi)のジャワハルラル・ネール大学(Jawaharlal Nehru University)のチベット問題専門家、Srikanth Kondapalli氏は、チベット史上、前例のない会議で自由な討論が行われたことに「感銘を受けた」と話す。

 中国政府とこれ以上協議しても具体的な成果は得られないとの悲観論がまん延する中、この会議に象徴されるチベットの運動の健全さには目を見張るものがあると、Kondapalli氏は言う。「中国は会議の先鋭化を望んでいただろう。そうなれば、国際社会の目の前でチベットを中傷できたからだ。その意味で、中国は会議の結果に失望したはずだ」 
 中国政府は、ダライ・ラマがチベットの独立をひそかにたくらんでいるとする見方を変えていない。

 今回の会議では、チベット問題においてダライ・ラマが中心的役割を担っていくことが再確認され、ダライ・ラマの地位がさらに揺るぎないものになったと分析する専門家は多い。

 英ウエストミンスター大学(Westminster University)のDibyesh Anand氏は、会議の招集には「ダライ・ラマの戦略的な意図が働いていた」と話す。ダライ・ラマは、チベット人コミュニティーの間で不満が高まっているのを感じ取り、収拾がつかなくなる前に(会議という)はけ口を提供しようとしたのだろう、と同氏は分析する。「彼は、自分が死んだり現在の地位を去る前に、チベット運動が確固たるものになるよう、最善を尽くさねばならないことを自覚している」(c)AFP/Giles Hewitt

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