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ベトナムの首都ハノイ(Hanoi)の路上で売られるバラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領のTシャツ(2008年11月13日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH Nam
【11月20日 AFP】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)次期大統領が語る「大いなる希望」に国境はない--各国の出版社から日本のお笑い芸人、アフリカのTシャツ売りに至るまで、オバマ人気が世界中で「ひともうけ」をもたらしている。
米国ではオバマ氏当選を報じた11月5日の米ニューヨークタイムズ(New York Times)紙に、300ドル(約3万円)の値がついたほか、「オバマトランプ」「オバマバッジ」からポスターや紙人形までが国内中で売られている。
海外でも、選挙活動中のオバマ氏のスローガン、「イエス・ウィ・キャン!」を真似る政治家やビジネスマンが続々と登場。氏の著書『合衆国再生 - 大いなる希望を抱いて(the Audacity of Hope)』や『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝(Dreams From My Father)』を発行する各国の出版社も、再度の売り上げアップに期待が高まる。
まるで全世界の企業や商人たちがオバマ氏の熱狂的なファン、「オバマニア」を商機に利用する時だと決意したかのようだ。
アフリカ最貧国の1つ、シエラレオネの首都フリータウン(Freetown)では、商人から子どもたちまでが低品質のオバマTシャツや、勝利演説の海賊版ビデオを売り歩いている。ある商店主の女性によると、11月4日の米大統領選以降、オバマTシャツは2000枚以上も売れたという。買っていくのは主に地元の若者たちだ。
特定の人物の商品がこのように飛ぶ勢いで売れたのは、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏が南アフリカ大統領に就任した時以来だという。
■オバマ似ノッチも「イエス・ウィ・キャン!」で人気急上昇
一方、日本ではお笑いコンビ「デンジャラス(Dangerous)」のノッチ(Nocchi、本名:佐藤望)が、「イエス・ウィ・キャン!」を繰り返すオバマ氏の物まねで、いまや各テレビ番組に引っ張りだこだ。
オバマ氏の人気上昇とともに自分の人気も急上昇したというノッチは、「オバマ氏が米大統領に当選してくれて、本当に良かった」と安堵(あんど)し、大統領任期のこれから4年間、自分も前に進みたいと語る。
また、オバマ氏と音が同じ福井県の小浜市も、オバマ氏のイラストが印刷されたTシャツや塗り箸、まんじゅうなどを企画し、町おこしにオバマ氏を利用している。
こうした世界的なオバマ現象について、英国在住の米国人コンサルタント、ロバート・チャーンリー(Robert Churnley)氏は「オバマ氏自身や米政府がコントロールすることは不可能」だが、「これらが好意的でスキャンダルとは無縁である限り、オバマ氏は勝者であり続けるだろう」と述べた。(c)AFP
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