【11月8日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相は7日、次期米大統領に選出された民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員と電話会談を行った。

 イタリア首相府は声明で、オバマ氏から電話を掛けてきたことを明らかにし、両者が「長時間の友好的な対話を通じて両国の友好と協力関係」を確認したと発表した。

 しばしば失言を行うことで知られるベルルスコーニ首相はこの前日、オバマ氏について「若く、ハンサムで、よく日焼けしている」と形容、さらに同氏を「救世主」に例えた発言をしたことで論争を巻き起こしていた。

 発言は国内外からは批判を浴びたが、中でもイタリア最大野党は強い非難を繰り返した。ベルルスコーニ首相は同野党を「愚か者」とこき下ろした上、同義の下品な俗語でさらにけなした。(c)AFP/Gina Doggett