【11月8日 AFP】中東訪問中のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は7日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)で会見し、「パレスチナ国家の樹立は近づいている」と述べた。その一方で、ヨルダン川西岸で入植活動を続けるイスラエルを再び批判した。

 マフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)パレスチナ自治政府議長との会談後に会見したライス国務長官は、「(パレスチナ人が)独立国家を手にする日は、必ず近い将来に訪れる」と述べ、米国の仲介で前年11月に再開された中東和平交渉が「パレスチナ国家樹立への土台を築いた」と語った。

 また、ライス国務長官は、ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の建設を中止していないとして、イスラエルを再度批判した。パレスチナ人は、ヨルダン川西岸とガザ地区(Gaza Strip)の全領域を含む独立国家樹立を望んでいる。(c)AFP