【10月29日 AFP】(一部更新)北朝鮮の元副主席で最高人民会議常任委員会名誉副委員長の朴成哲(パク・ソンチョル、Pak Song-Chol)氏が28日、死去した。95歳。同国国営の朝鮮中央通信(KCNA)が29日、伝えた。

 朴氏は、故金日成(Kim Il-Sung)国家主席の腹心の友。長い間、病を患っていたという。

 8月中旬に脳卒中で倒れたと伝えられている金正日(Kim Jong-Il)総書記は、朴氏の霊前に花輪を送って「同氏の死に深い哀悼の意」を示した。国葬が行われる予定だという。

 朴氏は1936年、金国家主席が率いたといわれる抗日パルチザン部隊に参加。59年に外相、76年首相、77年副主席。98年に最高人民会議常任委員会名誉副委員長となった。2002年の軍事パレードに出席後、朴氏の姿はほとんど見られず、健康問題に関する憶測も浮上していた。(c)AFP