【10月21日 AFP】20日にスワジランドの首都ムババーネ(Mbabane)で開かれたジンバブエの連立政権をめぐる特別会議で、アフリカ諸国首脳らはジンバブエの野党、民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長に対し出席するよう説得に努めたが、失敗に終わった。これにより連立交渉は依然暗礁に乗り上げたままとなった。

 今回の会議でロバート・ムガベ(Robert Mugabe)ジンバブエ大統領ならびに各国首脳らと会談する予定だったツァンギライ議長だが、渡航書類の到着が遅れたことに抗議し会議への参加を取りやめていた。

 ジンバブエの連立政権をめぐっては、ムガベ大統領とツァンギライ議長の直接交渉が前週、警察など治安部隊を管轄する内務省を始めとする閣僚ポストの配分をめぐり決裂。以来、アフリカ諸国の首脳が仲介に乗り出している。

 9月15日の連立政権についての合意では、ツァンギライ議長は首相に就任する予定だが、今回の会議では進展はなかった。次回の会議は1週間後にジンバブエで開かれる予定。(c)AFP/Alexandra Lesieur