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08年米大統領選挙>大統領候補の直接対決、主役は「配管工のジョー」

  • 2008年10月17日 11:32 発信地:ヘンプステッド/米国
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米オハイオ(Ohio)州ホランド(Holland)の自宅前で、メディアの取材に応じる配管工のジョー・ウルツェルバッカー(Joe Wurzelbacher)さん(2008年10月16日撮影)。(c)AFP/Getty Images/J.D. Pooley

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【10月17日 AFP】ニューヨーク(New York)州ヘンプステッド(Hempstead)で15日夜に行われた米大統領選の公開討論会の主役は、共和党候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員だったか、それとも民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員か?――答えは「配管工のジョー」だ。

 11月4日の本選を前に最後の直接対決となった討論会で、両候補は配管工のジョー・ウルツェルバッカー(Joe Wurzelbacher)さんに直接語りかける形で、自らの政策を訴えた。

 つい前週末まで、ウルツェルバッカーさんはごく平均的な生活を送る一市民にすぎなかった。しかし12日、ウルツェルバッカーさんはオハイオ(Ohio)州トレド(Toledo)で選挙運動を行っていたオバマ氏と偶然出会う。この時、オバマ氏の税制政策について活発な議論を交わしたことで、ウルツェルバッカーさんは一躍メディアの注目の的となった。

■具体例で税制政策を議論

 両候補はウルツェルバッカーさんを、アメリカンドリームを追い求める「ジョー・シックス・パック(Joe Six Pack、6個1パックのビールを飲むような普通の男性)」に見立て、税制政策について激論を交わした。

 マケイン氏は、「ジョーは今まで働いてきた会社を買収したい。だがあなた(オバマ氏)の税制政策では、払わなければならない税金が高くなることに気づいた」と述べ、オバマ氏の提唱する税政策が中小企業を冷遇するものだと批判した。

 これに対しオバマ氏は、自身の政策は年間所得が25万ドル(約2500万円)以下の人に対しては減税となるものだと反論。「わたしが実現したいのは、配管工や看護師、消防士、教師、若い起業家などまだ十分な資産を築いていない人たちに対する減税だ」と述べた。

■インターネットでも人気ワードに

「配管工のジョー」は、今やインターネット上でも注目の的だ。インターネット検索大手グーグル(Google)で16日に最も検索された語句リストでは、「ハロウィンのキャンディー」や「無料電子カード」に続いて7番目にランクインした。

 AOLでも、「『配管工のジョー』って誰」が検索ワード第1位となったほか、ニュースサイトYahoo Buzzでもマドンナ(Madonna)さんの離婚問題を抑え上位に入った。

■本人の主張は?

 思わぬ注目を浴びることとなったウルツェルバッカーさん本人は、大統領選でどちらに投票するかとの米ABCテレビの取材に対し、「ぼく個人が判断することだ」と明確な回答を避けた。

 だが、これまでのインタビューでの発言などから、ウルツェルバッカーさんはマケイン氏の税制政策を支持しているとみられている。オバマ氏の税政策は、年間所得25万ドル以上の高所得者層には増税となるからだ。

 ウルツェルバッカーさんは、「成功しているぶん、人より余計に(税金を)払えって言うのかい? ぼくらはみんなこの国に住んでいるんだ。成功するのは基本的な権利の1つだ。オバマ氏はそれを取りあげようとしている」と話している。(c)AFP

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