関連情報2008年 米大統領選挙
ペンシルベニア(Pennsylvania)州ベスレヘム(Bethlehem)で演説をする共和党副大統領候補のサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事(2008年10月8日撮影)。(c)AFP/Getty Images/William Thomas Cain
【10月12日 AFP】米大統領選の共和党副大統領候補のサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事(44)は11日、「万人に与えられた生命の潜在力」を信じるとの考えを示し、中絶に反対する立場を表明した。
敬虔(けいけん)なキリスト教徒であり中絶に反対してきたペイリン氏だったが、8月に副大統領候補に指名されてからは、この問題への言及をあえて避けていた。
しかしペイリン氏はこの日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州ジョンズタウン(Johnstown)で行った演説であえて中絶問題を取り上げ、民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員を批判した。
ペイリン氏は、「法の下、保護される者と保護されない者、生を受ける者と拒絶される者を選別することほど重要な問題は多く考えつかない。だからこそ、オバマ氏が主張する無制限な中絶への無条件の支持にも耳を傾けた。オバマ氏は女性が妊娠することで『罰せられる』必要はないと語った」と発言した。
聴衆席から乳児の泣き声が聞こえるなかペイリン氏は演説を続け、「自らを守ったり意見を主張できない弱者をどのように扱うかで社会の価値が決まる。最たる弱者は子どもたちだ」と述べた。
ペイリン氏は息子がダウン症候群だと知らされた当時を振り返り、「我が子が特殊な対応を必要としていると知ったとき、今後の苦難を乗り越えられるよう祈る必要があった。大きな衝撃に気持ちが追いつかなかった」と語った。
さらに、「どの子どもも大切であり、保護される必要がある。子どもたちは皆、機会を与えられれば何かしら社会に貢献できる」との考えを示した。
ペイリン氏は、「夫トッドと私にとって、息子の弱さと抱える事情がよりいっそう息子を大切に感じさせる。息子が私たち夫婦から学ぶより、私たち夫婦が息子から学ぶことの方が多いことだろう」と締めくくった。
この前日、アラスカ州の調査委員会は、ペイリン氏の夫トッド(Todd Palin)氏が州警察官の元義弟を解雇するよう幹部職員らに働きかけたとされることで、これを容認したことはペイリン氏の職権乱用であり、公務員の倫理規定に違反するとの報告書を公表している。(c)AFP




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