関連情報2008年 米大統領選挙
米ノースカロライナ(North Carolina)州アッシュビル(Asheville)での選挙集会で演説する、米大統領選の民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員(2008年10月5日撮影)。(c)AFP/Stan HONDA
【10月6日 AFP】米大統領選の民主党大統領候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は6日、1980年代の金融スキャンダルと共和党の大統領候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員との関わりを取り上げ、オバマ氏を「テロリストと仲がよい」と評したマケイン陣営への反撃に出た。
オバマ陣営は、新たな選挙広告や大量の電子メール送信で、マケイン氏が貯蓄貸付組合(S&L)の破たんをめぐる疑惑に連座していたと指摘した。
マケイン氏は、実刑判決を受けたS&L経営者のチャールズ・キーティング(Charles Keating)氏から贈り物や接待を受け、規制当局に介入して同氏の会社が良好な経営状態だと主張したといわれる「キーティング・ファイブ(Keating Five)」と呼ばれる議員グループの1人だった。上院の正式な問責決議は回避できたものの、マケイン氏はスキャンダルに当惑したと述べ、以後は倫理改革に取り組むようになった。
多くの高齢者が預貯金を失うなどの被害を出したS&Lの破たんでは、米政府が救済に1240億ドル(約13兆円)を注入している。
オバマ氏陣営のデービッド・プルーフ(David Plouffe)氏は、4日下院で可決された金融安定化法案について、「どこかで聞いた話だ」と支持者らにメール。「マケイン陣営はスキャンダルに関する話題を避けようとしているが、問題は現在の金融危機と多くの部分で重なっている。マケイン氏とキーティング氏の関係は今日的な意味をもっており、有権者は事実を知る権利がある。マケイン氏の見識のない判断のパターンをしっかり見ておかなければならない」と語った。
11月4日の大統領選本選まで1か月を切り、高まる米経済懸念の追い風を得て支持率を伸ばすオバマ氏陣営と、オバマ氏の勢いを何とか食い止めたいマケイン氏陣営との間で、舌戦が激化している。
前週末には共和党の副大統領候補サラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事が選挙集会でオバマ氏を「テロリストと仲がよい」と発言。7日に予定されている2回目の大統領候補討論会を前に、両陣営の対決姿勢をいっそうあおることとなった。(c)AFP/Jitendra Joshi
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