【10月2日 AFP】韓国の東亜日報(Dong-A Ilbo)は2日、北朝鮮が東部沿岸の咸鏡北(North Hamkyong)道舞水端里(Musudan-ri)のミサイル発射施設を改良し、新たな長距離ミサイルの発射実験を準備していると報じた。

 同紙は情報筋の話として、舞水端里では新たな設備の導入あるいは新施設の建設が進められており、韓国情報当局はテポドン(Taepodong)2号を改良した新型長距離弾道ミサイルの発射実験の準備と見ていると伝えている。この新型ミサイルは理論上は米西海岸に到達する能力を持つという。

 同紙によれば、北朝鮮は発射台のクレーンを交換し、ミサイル台を補強。発射前にミサイルを組み立て、点検を行う施設も増設している。また別の関係者の話として、北朝鮮がテポドン2号の改良版として、射程1万キロの個体燃料式弾道ミサイルを開発しているとも報じている。(c)AFP