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不人気の英ブラウン首相の秘密兵器も「サラ」

  • 2008年09月26日 19:39 発信地:ロンドン/英国
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英マンチェスター(Manchester)で行われた労働党の党大会の壇上でキスを交わすゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相(右)とサラ・ブラウン(Sarah Brown)夫人(2008年9月23日撮影)。(c)AFP/LEON NEAL

【9月26日 AFP】支持率低迷に苦しむ英国のゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相が最近頼りにしている最終秘密兵器が、賢夫人の誉れ高いサラ・ブラウン(Sarah Brown)さん(44)だ。

 先に開かれた労働党の年次大会では、ヤマ場となるブラウン首相の演説を前に、予告無しにサラ夫人が演壇に上がると、出席者は熱狂的な拍手で夫人を迎えた。

 壇上でブラウン首相を紹介し、夫に口づけするサラ夫人の様子を、メディアは覇気のないブラウン首相に「口移しで人工呼吸」と好意的に報じた。

 党大会の予期せぬ登場で聴衆を驚かせたあと、サラ夫人はブラウン首相とともに、国連総会(UN General Assembly)に出席するため、ニューヨーク(New York)に向かった。

 ニューヨークでは自身が共催するチャリティディナーで、米共和党の副大統領候補、サラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事とも会い、2人のサラが並んだ2ショット写真がメディアに流れた。
 
 トニー・ブレア(Tony Blair)前英首相の夫人、シェリー・ブレア(Cherie Blair)さんが率直な物言いで知られたこととは対照的に、サラ夫人はPR会社の重役経験を持ちながらも、目立つことを好まないタイプだ。

 しかし、夫が妻の助けを最も必要としている現在、サラ夫人は積極的に表舞台に立っている。

 最新の世論調査によると、ブラウン首相が党首を務める労働党の支持率はライバルの保守党に遅れをとり、20%まで落ち込んだ。さらに、党内からもブラウン氏に反旗を翻す声が高まっている状況だ。
  
 政治評論家らは、サラ夫人の登場は、無味乾燥で堅物なイメージが有権者の間で不評をかっているブラウン首相の人間的な側面に光をあて、ブラウン首相を苦境から救出す可能性があるとみている。
 
 中道左派のガーディアン(Guardian)紙のコメンテーター、ゾーイ・ウィリアムズ(Zoe Williams)氏は、「サラ夫人はブラウン首相にとって驚異的な財産」と絶賛している。

「サラ夫人は、ブラウン氏を人間らしく見せ、笑顔も本物らしくみせる。また、われわれにブラウン首相を見た目よりも有能だと印象づけ、信頼できると確信させる。なぜなら、彼女自身が信頼しているからだ」

 一方、過去のサラ夫人の公式発言から判断すると、夫人は大まじめな顔で冗談を言うタイプらしい。

 3月にカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)仏大統領夫人と会ったときの服装を批判されたときには、「勝ち目があったと思う?スーパーモデルの隣に並ぶなんて、何を着てたって同じでしょう」と答えている。(c)AFP/Katherine Haddon

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