【9月18日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は17日、前月に独立を承認したグルジア・南オセチア(South Ossetia)自治州およびアブハジア(Abkhazia)自治共和国との友好協力相互援助条約に調印した。これに対し、グルジア政府は「併合」だとして強く反発、米政府も強く非難した。

 この条約を根拠に、ロシアは南オセチア、アブハジアの両地域に軍事基地を設置し、防衛任務につくことができるという。また、ロシア政府は大規模な経済援助も提供するとともに、両地域のロシア経済への統合を進めるという。

 米政府のゴードン・ジョンドロー(Gordon Johndroe)報道官は、ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、ロシア政府に対して、グルジアの領土保全の尊重とロシア軍が前月のグルジア紛争以前の場所に撤退することを求めた。(c)AFP/Olga Rotenberg