【9月17日 AFP】米大統領選挙の共和党の経済政策顧問を務める米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(Hewlett PackardHP)元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏は16日、ジョン・マケイン(John McCain)、サラ・ペイリン(Sarah Palin)共和党正副大統領候補には大規模な事業を運営する能力はないと述べた。

 ミズーリ(Missouri)州の地元ラジオ局でフィオリーナ氏は「(ペイリン氏が)HPのような大企業を経営できるような経験を備えていると思うか」との問いに対し「思わない」と答え、「でも彼女が目指しているのはそれではない」と述べた。

 フィオリーナ氏は、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領候補の行政機関での経験よりもペイリン氏の方が「経験を積んでいる」との考えを示した。

 またテレビ局MSNBCでペイリン氏の商才についての発言を後悔しているかと問われたフィオリーナ氏は「マケイン氏が大企業を経営できるとも思っていない」と述べた。

 オバマ陣営の広報は、フィオリーナ氏がマケイン氏に事業経営能力があると思っていないなら、この経済危機の最中に世界最大の経済を運営できるとどうして考えられるのか不思議だと述べた。(c)AFP