【9月2日 AFP】米大統領選で、28日閉幕した民主党の全国党大会後に実施された大統領候補者の支持率に関する世論調査結果が1日発表され、このところ苦戦していた民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員が、ジョン・マケイン(John McCain)上院議員を再び突き放したことが明らかとなった。
 
 米紙USAトゥデー(USA Today)が有権者を対象に実施した調査では、オバマ氏の50%に対し、マケイン氏は43%だった。同紙が前月21-23日に実施した調査では、オバマ氏のリードはわずかに4ポイントだった。

 米CBSテレビが前月29-31日に875人を対象に行った調査でも、オバマ氏が48%でマケイン氏の40%を大きく上回った。民主党の党大会前は、3ポイントのリードに留まった。

 CBSによると、今回の調査対象の71%が、党大会最終日の前月28日に行われたオバマ氏の指名受諾演説をテレビ放送で見たという。

 オバマ氏は無党派層の間でも支持率を伸ばし、前回の調査で12ポイントリードしていたマケイン氏を逆転し、逆に43%対37%でマケイン氏に6ポイントの差をつけた。

 性別でみると、オバマ氏は女性層の支持が高い。調査対象の女性でオバマ氏を支持すると回答したのは50%。これに対し、マケイン支持は36%だった。

 また、オバマ氏支持者の67%が、オバマ氏への期待感を示したが、マケイン氏支持者ではわずか25%だった。

 一方、CNNが前月31日に実施した調査では、オバマ氏の支持率は49%、対するマケイン氏は48%で、オバマ氏のリードはわずか1%だった。

 マケイン氏は、現在開催中の共和党の全国党大会で大統領候補に正式指名される。(c)AFP