【8月28日 AFP】タジキスタンの首都ドゥシャンベ(Dushanbe)で開かれた上海協力機構(Shanghai Cooperation OrganisationSCO)首脳会議は28日、グルジア問題の解決にむけたロシアの「積極的な役割」を支持する内容の声明を採択した。

 SCOは、中央アジア地域での北大西洋条約機構(NATO)の影響力に対抗する目的で、中国の主導で2001年に設立された。加盟国は中国とロシアのほか、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの6か国。

 首脳会議に先立ち、欧州連合(EU)は、グルジア情勢をめぐりロシアへの制裁も辞さないと発表していたが、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、「黒い物を白と言って軍事侵攻の正当化を図っている者たちへの重大なメッセージとなるだろう」と述べ、SCO加盟国の団結が国際的な影響力を持つことに期待を示した。(c)AFP/Alexander Osipovich