【8月24日 AFP】米民主党の正副大統領候補となるバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員(47)とジョー・バイデン(Joe Biden)上院議員(65)は23日、イリノイ(Illinois)州スプリングフィールド(Springfield)で、2人そろって初の集会を開いた。焼け付くような日差しと高温の中、互いの名前や肩書きを言い間違える一幕が見られた。

 集会の気温は折からの猛暑のため38度近くまで上昇。そのためオバマ氏が舌を滑らせたかは不明だが、3万5000人の聴衆を前に、バイデン氏をまさかの「次期大統領」と紹介、あわてて「次期副大統領」と訂正した。

 オバマ氏の紹介にバイデン氏は、行動するイメージを演出するかのように上着は着用せず、シャツの袖をまくり上げて演壇に登場。

 ところが、共和党の指名獲得を確実にしたジョン・マケイン(John McCain)上院議員を批判する演説の最中、オバマ氏を「バラク・アメリカ氏」と言い間違え、聴衆が「バラク・オバマ」と訂正を促すと、これに苦笑いするよりすべがなかった。

 雄弁とされるオバマ氏に失言が少ないのとは対照的に、バイデン氏が過去に失言を繰り返してきたことは、すでに共和党の格好の攻撃材料となっている。(c)AFP/Jitendra Joshi