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08米大統領選挙>支持率で接戦、伸び悩むオバマ氏

  • 2008年08月08日 02:38 発信地:ワシントンD.C./米国
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米ミシガン(Michigan)州ランシング(Lansing)での選挙集会で演説する、民主党のバラク・ オバマ(Barack Obama)上院議員(2008年8月4日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Bill Pugliano

【8月8日 AFP】11月の米大統領選の本選挙まで3か月とせまるなか、民主党のバラク・ オバマ(Barack Obama)上院議員と共和党のジョン・ マケイン(John McCain)上院議員の一騎打ちは、政治の論理でいえば、オバマ氏の勝利がすでに予測されている。だが、実際の統計では両氏は接戦で、なぜオバマ氏はマケイン氏を引き離すことができないのか、多くの人々をとまどわせている。

 米経済が混乱に陥るなか、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は記録的な低支持率に悩み、共和党は選挙の大敗も覚悟するほどで、イラク戦争は支持されず、米国は間違った方向へ進んでいると考える有権者が多勢を占めるなど、共和党のマケイン氏にとっての好材料は何もない。

  それにもかかわらず、カリスマ的な人気を博し「変化」を呼び掛けるオバマ氏とベテラン政治家のマケイン氏との世論調査での支持率の差は、わずか数ポイントにすぎない。

 テキサス大学(University of Texas)の政治学教授ブルース・ブキャナン(Bruce Buchanan)氏は、「有権者がオバマ氏支持に傾き始めているとはいえ、支持を獲得するにはオバマ氏はまだまだ駆け出しで、まだまだ変わり者で、まだまだ知名度もない」と分析する。

 米政治専門サイトRealClearPolitics.comが調べた支持率調査では、オバマ氏47.1%に対しマケイン氏は44.0%と、その差は3%足らず。ギャラップ(Gallup)やラスムッセン(Rasmussen)の連日調査でも、その差はごくわずかだ。
 
 独立系ウェブサイトの支持率調査でも、対マケイン氏のオバマ氏リードは、コロラド(Colorado)州で2%以下、バージニア(Virginia)州で1%、ミシガン(Michigan)州で4%、オハイオ(Ohio)州では同点。ミズーリ(Missouri)州やフロリダ(Florida)州では、それぞれ2%と1%、逆にマケイン氏がリードしている。

 フォーダム大学(Fordham University)のCostas Panagopoulos教授は、「現職大統領の支持率が極めて低く、イラク戦争への支持も得られず、景気も低迷しているなかで、大統領選でこのような支持率の拮抗(きっこう)が起きることは信じられない」と話す。

 オバマ氏とマケイン氏の支持率拮抗の原因については、既にさまざまな分析がなされている。夏真っ盛りの現在、多くの有権者はまだ11月4日の大統領選モードに入っていないとする見方もある。

 満員に埋まったオバマ氏の選挙集会には、前代未聞の規模でメディアが殺到していたにもかかわらず、オバマ氏は有権者と親密な関係を結べなかったのかもしれない。あるいは、オバマ氏の性格や経歴について、有権者はまだ安心していないのかもしれない。

 好ましくないイメージも多数露出した。たとえば、オバマ氏が師と仰いでいたジェレミア・ライト(Jeremiah Wright)牧師の扇動的な人種発言で、支持をためらったという支持者もいるだろう。また、オバマ氏が初の黒人大統領を目指しているということが有権者にどのような印象を与えるのかもまだはっきりしていない。

 大統領選ではオバマ氏が有利とする見方が多いものの、マケイン氏が、ベトナム戦争時の勇敢な行為、迎合しない独立性、人気低迷中の共和党に対して率直に物を言う姿勢などで有権者の心をとらえる可能性もある。(c)AFP

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