【7月30日 AFP】イスラエルのツィピ・リブニ(Tzipi Livni)外相(49)は29日、ラジオのイスラエル軍放送で、同国の対外特務機関モサド(Mossad)のエージェントだったことを認めた。

 リブニ外相は、モサドに4年間務め、また訓練を受けて海外で活動したことも明らかにした。関与した活動内容については一切明らかにしなかった。

 また、「結婚を機にモサドを辞めた。そのような生活を続けられないと思ったから」と語った。

 イスラエル国内外のメディアは、リブニ外相が1980-84年の間、モサドで活動していたと報じていたが、外相はこれについて公に認める発言はしていなかった。

 リブニ外相は、9月に予定されている中道右派政党カディマ(Kadima)の党首選に立候補する意向を示しており、エフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相の後任を目指している。一方、一連の汚職スキャンダルがつきまとうオルメルト首相は、依然として出馬の意向を明らかにしていない。(c)AFP