【7月27日 AFP】上海(Shanghai)や昆明(Kunming)で起きたバス炎上・爆発事件などで新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の独立を求める「トルキスタン・イスラム党(Turkestan Islamic PartyTIP)」が出した犯行声明について、中国当局は26日、事件との関連性を否定した。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 新華社によると、省都・昆明で事件のあった雲南(Yunnan)省の公安当局関係者は、「犯行声明についての報道は聞いたが、事件自体とテロリスト、テロ攻撃、あるいは北京五輪との関連性を示す証拠は何も見つかっていない」と述べているという。

 上海警察署の副署長もまた、「事件は計画的だが、テロ攻撃ではない」との見方を示している。

 新疆ウイグル自治区の警察当局は、今年に入りウイグル語が堪能な警官数百人をすでに国内各地に派遣し、各地の治安維持に協力していることを明らかにした。(c)AFP