シンガポールで開幕した第41回東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の本会議に出席するミャンマーのニャン・ ウィン(Nyan Win)外相(中央、2008年7月21日撮影)。(c)AFP/Dita Alangkara
【7月21日 AFP】シンガポールで開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の席で、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんの自宅軟禁解除に一瞬、期待がもたれたが、ミャンマー軍事政権は関連談話が不適切に解釈されたとし、即座に解放の可能性を否定した。
ASEAN外相らは、ミャンマー政府が最近になり野党指導者であるスー・チーさんの自宅軟禁をさらに1年間延長すると決定したことに対し、深い失望の念を表明していた。
しかし20日、シンガポールのジョージ・ヨー(George Yeo)外相が、ミャンマーのニャン・ ウィン(Nyan Win)外相から「ミャンマーの法律上可能な軟禁期間はあと6か月」で、半年以内にスー・チーさんが解放される可能性があると示唆されたと語った。
これを受けハッサン・ウィラユダ(Hassan Wirajuda)インドネシア外相は21日、スー・チーさんが間もなく解放されることを「われわれは願っている」と期待感を示した。
しかしシンガポール外相は21日、ミャンマー外相の言葉が誤って解釈されていたと訂正した。正しくは軟禁期間が法的期限を迎えるのは、今回の延長1年の期限が切れる2009年5月から半年以内という意味だったという。
ASEAN外相会議は同日発表した共同声明で、ASEAN憲章の批准を再確認したが、憲章が掲げる民主主義の理念や人権擁護の基準をミャンマー政府が満たすかどうかは疑わしいと、観測筋はみている。(c)AFP