【7月1日 AFP】イスラム主義を掲げるトルコの与党・公正発展党(AKP)が自国の世俗主義を脅かしたとし、トルコ検察が申し立てたAKPに対する違憲審理が1日、アンカラ(Ankara)の憲法裁判所で開始された。
 
 Abdurrahman Yalcinkaya検事総長は同日の非公開審理で、11人からなる憲法裁の判事団を前に、AKPを非合法化すべきだとの主張を展開した。これに対しAKPの法律家チームは、3日に弁論陳述を行う予定。

 検察およびAKP側の陳述終了後、憲法裁が任命する判事1人が、いかなる裁定が下されるべきかについて法的拘束力のない判断を示す。その後、裁判所は非公開討議の日程を設定し、裁定を下す。

 欧州連合(EU)加盟を目指す中、与党の合憲性が問われるという事態は、トルコにとって先例のない政治的危機を招きかねない。

 政府がEUへの加盟努力のみならず、景気回復を目指した改革に集中しようとしていた矢先の与党に対する違憲審理により、市場は混乱に陥り、政府機能はまひ状態となっている。(c)AFP/Hande Culpan