【6月24日 AFP】高村正彦(Masahiko Komura)外相は24日の会見で、国内の政治情勢と照らし合わせて、アフニガスタンへの自衛隊派遣は困難だとの見解を表明した。

 また高村外相は、いかなる自衛隊派遣についても国会での特別法制定が必要だと指摘し、国会情勢を考慮すれば、そうした法案の通過が可能かどうかは疑問で、むしろ困難と言えるのではないかと述べた。国会は前年、参議院で野党・民主党が過半数を占めて以来、1年近く議事が滞りがちだ。 

 さらに、政府はアフガニスタンでの要請に緊急に応じる必要性を感じてはきたが、実際にできることについては慎重に考慮する必要があると答えた。(c)AFP