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アジアの5か国が難民の権利を侵害、米NGO報告

  • 2008年06月21日 13:32 発信地:ワシントンD.C./米国
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ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)北東488キロの難民キャンプで、身元確認作業を受けるソマリア人難民の少女(2008年6月18日撮影)。(c)AFP/SIMON MAINA

【6月21日 AFP】世界難民の日(World Refugees Day)を翌日に控えた19日、米NGO「難民移民委員会(US Committee for Refugees and ImmigrantsUSCRI)は毎年発行の世界難民報告書(World Refugee Survey)のなかで、難民の権利を最も侵害している国として中国、インド、マレーシア、タイ、バングラデシュを挙げた。

 これらの国のほか、イラク、ケニア、ロシア、スーダン、欧州が、難民の権利を侵害するワースト10のランキングに挙げられた。

 USCRIの調査は、迫害や暴力、死からの難民保護、難民の受け入れ体制、難民からの略奪の有無、無意味な拘束の有無といった観点から、権利侵害の度合いを測るもの。

 国連難民高等弁務官事務所(UN High Commissioner for RefugeesUNHCR)も今年の世界難民の日のテーマとして、「難民保護」を掲げている。

 USCRIはまず、難民の強制送還の有無、難民の身体的保護といった観点から、各国をAからFの等級に分類。その結果、中国、マレーシア、タイが最も低いF等級となったという。

 報告書によれば、中国政府により強制送還された北朝鮮人難民のうち数人はその後、処刑されている。マレーシア政府はミャンマー人難民をタイに強制送還。「男性の一部は魚釣り船に、女性の一部は売春宿に売られた」という。また、タイ政府もミャンマー人難民を本国やラオスに強制送還している。

 米国および欧州連合(EU)は、難民の身体的保護の不十分さ、亡命希望者の強制送還などを理由に、それぞれF、Dに分類されている。

 報告書はまた、2007年末現在の世界の難民人口が1400万人に達し、01年以来の最悪規模になったとしている。これは主にイラク人難民の急増によるもので、新たに55万人が国を追われ、現在累計200万超のイラク難民が母国に平和が戻る日を待っている。(C)AFP/P. Parameswaran

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