イランの首都テヘラン(Teheran)で、会談する同国の最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師(右)とイラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相(左、2008年6月9日撮影)。(c)AFP/FARS NEWS/HASSAN GHAEDI
【6月10日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は9日、同国のテヘラン(Teheran)を訪問中のイラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相と会談し、米軍のイラク駐留の期間延長を可能にするイラクと米国の協定締結に反対する意向を示した。
ハメネイ師はマリキ首相に対し、2008年以降もイラクに米軍が駐留することは「イラクの根本的な問題だ」と指摘した。
今回の会談の背景には、イラクと米国の間で交渉が進められている地位協定(Status of Forces Agreement、SOFA)に対する、イラン国内での警戒心の高まりがある。
米国、イラク両政府は7月末をめどに、米の委任統治権が期限切れとなる08年以降も外国軍の駐留を可能にする地位協定締結に向けた交渉を行っている。
イラク国内では、米国が50か所もの恒久的な基地をイラク国内に維持する方針だと報じられており、米政府に強く反発するイラン政府はこれに警戒を強めている。米政府幹部はそのような計画はないと否定している。(c)AFP/Farhad Pouladi