【6月5日 AFP】ジンバブエ当局は4日、野党・民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長を無許可で集会演説を行ったとして数時間拘束した。当局は国内で活動する慈善団体などに活動停止命令も出しており、大統領選の決選投票を間近に控えた中での弾圧に、欧米各国からの批判が高まっている。

 MDCの顧問弁護士によると、ツァンギライ議長は警察で取り調べを受けたあと、同日午後8時ごろ、同じく拘束された党幹部らとともに釈放された。同議長は27日に予定されている決選投票で、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領との一騎打ちに挑む。(c)AFP