【5月30日 AFP】イスラエルのツィピ・リブニ(Tzipi Livni)首相代理兼外相は29日、中道右派政党カディマ(Kadima)のナンバー2として、前例のない党首選の実施を呼び掛け、党首のエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相に挑戦状を突き付けた。

 オルメルト首相は、米国人実業家から多額の現金を不正に受け取った疑いが持たれており、同首相に対する辞任要求が高まっているが、連立与党で主要な一翼を担う労働党(Labour)党首のエフド・バラク(Ehud Barak)国防相が28日、この辞任要求に加わったことから、イスラエルでは2008年末または09年早々の解散総選挙の憶測が高まっている。(c)AFP/Patrick Moser