【5月26日 AFP】ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(84)は25日、首都ハラレ(Harare)の与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)本部で演説し、来月実施予定の大統領選挙の決選投票に向け、弱体化している同党の団結を呼び掛けた。

 大統領選の決選投票に向けて選挙戦を開始したムガベ大統領は、集まった約2000人に対する演説の中で、帰国したばかりの野党・民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長をカエルのように弱虫だと例え、次々と攻撃を打ち出した。

 3月に実施された大統領選の第1回投票で敗北したムガベ大統領は現在、政治生命をかけて戦っているが、米国大使の国外追放も示唆。

 ジンバブエに影響を及ぼそうとしている海外の「帝国主義国」を非難し、特に駐ジンバブエ米国大使のJames McGee氏を内政干渉を行っているとして、「彼が(内政干渉を)続けるなら、国外へ追放する」と言明した。(c)AFP/Fanuel Jongwe